講師プロフィール

INSTRUCTOR PROFILE


こんにちは!鷹殿教室講師のChicaです。

 

私は、中学生の頃から英語が好きでした。そのきっかけは、友人に誘われて参加した、とある英会話合宿でした。初めて参加したのは確か中3になる前の春休みで、子ども英会話の教室などというものがまだ存在しなかった頃の話です。その合宿には受講生である中高生と指導者である大学生、そして日本に滞在する外国人留学生たちも数人、ゲストとして参加していました。

 

合宿中は基本的に全員日本語禁止の生活で、朝から晩まで、文字通り「英語漬け」の生活でした。わからない表現は和英辞典で調べたり、あるいはスタッフの大学生のお兄さんやお姉さんに教えてもらったりしながら、英語を使おうとしていました。レッスンタの合間に英語で歌を歌ったりゲームをしたり、またテーブルマナーも教わりました。3泊4日の合宿中、英語オンリーの生活をするのは、中学生にはなかなか大変でしたが、楽しいこともたくさんあったので、苦にはなりませんでした。

 

年に2回定期的に開かれていたその合宿と、中2の時の英語の先生に勧められて始めた海外文通を通して、自分の話す拙い英語が相手に通じる喜びを知り、また、英語が学校で習う単なる「教科」ではなく、本来は「コミュニケーションの手段」なのだということを身をもって学びました。この2つの経験が原点となり、中学校を卒業する頃には、将来は外国語学部のある大学に進学し、英語i以外の言語も学んでみたいと思うようになり、大学ではドイツ語を専攻、英語は第2外国語として学びました。

 

初めて海外へ行ったのは大学3回生の夏でした。ドイツのミュンヘンでホームステイしながらの語学研修3週間と3週間の自由旅行がセットになった、プログラムに参加したのです。自由旅行では、リュックを担いで、ドイツの他にスイスとオーストリアを1人で周りました。その頃はまだ、今ほどドイツ語が話せなかったのですが、英語はその頃既にそれなりに話せたので、旅先で出会った人たちとの交流に困ることはありませんでした。

 

そして、大学卒業直後にドイツに2度目の語学留学をしました。今度は8ヶ月という長期間でした。世界各地からの留学生たちと同じ寮で暮らし交流する中で、言葉ができることでこんなにも世界が広がるのだということを知り、また、日本を離れてみて初めて、日本という国を知った気がしました。まさに、「井の中の蛙、大海を知らず」を実感したわけです。


2度目のドイツ留学から帰国後、しばらくは別の仕事をしていましたが、自分が経験してきたような、日本人にとって外国語である言葉を使って世界中の人たちと話ができる楽しさや、今まで自分の知らなかった世界に触れることのできる喜び、そしてそれによって広がる世界を子供達にも知ってもらいたいという気持ちがしだいに強くなり、帰国から約1年と少し経った頃、ECCジュニアの教室を開きました。1985年のことです。

 

当時、「10年先か20年先かわからないけど、いつかきっと、英語はできて当たり前、話せて当たり前のそんな時代がやってくるよ。もしかしたらその頃には、英語以外の言語も1つくらいは話せないといけないようになっているかもしれない。そういう時代が来た時に困らないように、今からしっかり身につけていってほしい。」というようなことを、よく生徒たちに話していました。

 

その後 、諸事情により1度教室を閉じたものの2003年に再開、現在に至ります。休校期間中に、初めてのイギリス留学と3度目のドイツ留学をしました。そしてこの4月、なんと通算開講30年目を迎えました。この間にも国際化がどんどん進み、日本を取り巻く環境も大きく変わりました。海外で暮らす日本人だけでなく、英語圏以外の国々から来日する人も増えてきました。それに伴い、英語以外の言語を国内で聞く機会もどんどん多くなっています。

 

昔生徒たちに話していたようなことが、今まさに起きつつあるわけです。大学に進学した当教室の卒業生の中にも、英語と共にそれ以外の言語も学ぶ生徒たちがが増えています。また、世界では外国語として日本語を学ぶ人の数も増えており、海外でも日本語がある程度通じる観光地が増えつつあります。

 

とは言え、英語が大切なコミュニケーションの手段であり、これからも、「世界の共通言語」として最も使われる言葉であり続けることは間違いありません。昨年は小学校の指導要領改訂に伴い英語が教科として導入され、今年は中学校の指導要領が改定され、英語の学習内容も大きく変わりました。これからは、「英語の知識」だけではなく、「英語を使って何ができるか」が問われることになります。

 

将来の国際社会の中で子供達が必要となる、英語で自己発信できるだけの力。その基礎をしっかり身につけられるよう、指導していきたいと思います。

講師略歴

【名 前】 石賀 千佳子
【略 歴】 天理大学外国語学部ドイツ学科卒業。
【趣味・特技】

旅行、お料理、語学(英語 ドイツ語)

【学んだ言語】

英語 ドイツ語 イタリア語 スペイン語 タイ語

【海外留学・生活経験】

イギリス短期留学2回(外国人英語教師のためのコース

受講)、長期留学2回、合計約4年

ドイツ短期留学1回、長期留学2回、合計約1年半

【訪問したことのある国】

ヨーロッパを中心に20数ヶ国(アジア・北アフリカ地域を

含む。アメリカ方面はハワイとアンカレッジ空港を除いて

未経験。)

【語学関係の取得資格】

 J-SHINE小学校英語指導者

ケンブリッジ英検FCE(CEFR B2レベル)

英検®︎準1級(CEFR B2レベル)
TOEIC®︎L&R 880点(CEFR リスニングB2レベル、リーディングC1レベル)

ドイツ語中級統一試験ZMP (CEFR C1レベル)

【その他】

国際交流プログラム参加経験多数(海外含む。)

※ CEFR:Common European Framework of Reference for Languages

(外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠)欧州内の人材流動化に伴って、人材の適正な言語力評価を欧州統一基準で評価を行う目的などから作られた枠組みです。

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